キネシオロジー kinesiology は、直訳すると「運動学」、体の動きを研究する学問のことです。この学問をアメリカのカイロプラクティック・ドクターが1960年代から施術に応用するようになり、東洋医学をベースに様々な療法と組み合わせて体系化したものが応用キネシオロジーです。以降、キネシオロジーは、学問だけでなく、ヒーリング手法としての意味も持つようになりました。
キネシオロジーの特徴:
1.筋反射テスト
筋反射テストは、身体のストレス反応をみたり、体の声(潜在意識の声)を聞いたりするための方法です。疲れている時、気がめいっている時、足取りが重く感じられませんか?体はストレス下にあると、多くの場合、筋肉に力が入りにくくなります。筋肉に力が入らないため、足が重く感じられたりするのです。逆に、元気な時は体に力がみなぎり、足取りも軽く感じられますよね。ストレス→筋肉に力が入りにくい、ストレスがない→筋肉に力が入る、という体の特徴を利用して体の声を聞くのが筋反射テストです。体の様々な筋肉は、様々な経絡(東洋医学でいう、気の通り道)と関連があり、経絡は臓器や感情などと関連があります。筋反射テストを使って、どの経絡の気が滞っているのかを見つけ、どの方法を使って調整をするのが適切なのかも筋反射テストで体に聞いていきます。体は正直で、体が答えた通りに、つまり、体の智恵に従って施術をしていくと、高い効果が期待できます。
2.ホーリスティックアプローチ
心、体、栄養など、一つの側面だけをみるのではなく、様々な側面からアプローチして全体のバランスが取れるようにします。表面的な症状や問題よりも、その背後にある原因にはたらきかけます。
アプライドフィジオロジー(AP)は、スピリチュアリティ・精神・感情・肉体の健康を目的とし、革新的な理論と中医学を融合させた、数あるキネシオロジーの中の一つです。個人セッションでは、アプライドフィジオロジーのテクニックを主に使っていきます。
APの主な特徴:
l ホログラフィック アプローチ (三次元的アプローチ)
2つの光線で再生される3次元像(ホログラム)のように、クライアントの問題やテーマを象徴する2つの経絡の組み合わせを見つけ、働きかけることで問題の全体像、つまり、3次元像に影響を及ぼし、調整していきます。素早く、深く、高い効果が期待できます。
l 七行モデル
中医学の五行論にメタフィジカルな行である「空」と「聖火」を加えたAP独自の七行モデルを使い、肉体と非肉体の両方に働きかけます。
l 体に聞いて体が望む調整法を行う
筋反射テストを使ってAPの様々な調整法(感情、気持ち、態度、8の字エネルギー、手と足の反射区、系図学、チャクラ、音(チューニングフォーク)など)の中で、どの調整法が最適かを体に聞いていき、体が望む調整法を行います。
l ピンポイント調整
問題を詳しく知れば知るほど、具体的な解決策を打ち出すことができるように、体もどんな問題に取り組んでいるかを詳細に知ることによって、ヒーリングエネルギーを必要とするところにピンポイントで送ることができます。「ポーズロック」という、神経学的メカニズムを利用したテクニックで、体がセッションで取り組む問題を詳細に理解し、ピンポイントで調整できるようにします。
タッチフォーヘルスは、1970年代にアメリカのカイロプラクティック・ドクター、ジョン・シー博士によって開発されました。それまでのキネシオロジー(応用キネシオロジー)は主に医療従事者対象に教えられて来ましたが、シー博士はその中でも簡単かつ効果的なテクニックを集め、一般の人でも学べるようにしたのです。
タッチフォーヘルスは、その名の通り、「タッチで健康になる」健康法でキネシオロジーの中でも基本にあたります。筋反射テストでからだのエネルギー状態をみて、身体全体のエネルギーがスムーズに流れるようにツボやその他の反射ポイントなどにやさしく働きかけます。
現在、タッチフォーヘルスは112カ国で実践されており、家庭医学としても愛用されています。タッチフォーヘルスを学ぶことで自分自身だけでなく、友人や家族も助けることができるようになるでしょう。
スペース・アオテアロアでは、タッチフォーヘルス公式クラスを開催しています。詳しくはこちらをクリック。